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タイトル | 猫の地球儀 焔の章・幽の章 |
| 著者 | 秋山瑞人 | |
| イラスト | 椎名優 | |
| 出版 | 電撃 | |
| 発売日 | 2000年1月〜2000年4月 |
| 執筆者:jade | 各巻評価:C→A |
| 地球儀に辿り着くための研究を進める異端者、スカイウォーカー。幽は37番目のスカイウォーカーだった。 最強のスパイラルダイバーの称号多爾袞。焔はその称号を冠したスパイラルダイバーだった。 幽と焔、この二人の天才の出会いからこの物語は動き出すことになる─ というのがあらすじ。 これだけだとどういう物語かわかりませんね(汗 でも口で説明するのも難しいので詳しい内容は読んでくれと言うしかないのですよ(苦笑 「焔の章」が前編、「幽の章」が後編という位置づけのため、焔の章はいくつかのエピソードを交えて世界観と登場人物を簡単に紹介するだけに止まっているのでかなり退屈です。 また登場人物の性格描写もすべて描ききっているわけではないので最後に幽が取る行動はかなり無理があるように思えます。 その辺りは幽の章を読むことによってそういう行動を取っても不思議ではないと納得できるんですけどね。 幽の章では一転序盤から物語が大きく動き出します。 冒頭で明かされる幽の過去、幽と焔の生き残りをかけた戦い、楽に襲い掛かる大集会の魔手… 手に汗握る山場の連続に秋山瑞人の真髄を思う存分堪能できます。 “自分の夢が他人を不幸にするとしてもそれでも夢を追い続けるのか?” この問いかけに真っ向から挑み、最後まで夢を追い続けた幽。 案の定、幽に関わった仲間たちの末路は決して幸せなものではありません。 “多くの犠牲の上に幽が得た物は果たしてそれに見合うものだったのか?” その答えは作中にはまったく描かれていません。しかしその背景にはそれぞれの夢に何かしらの犠牲を払う価値があるかどうかは一人一人が見つけていくしかないという作者の意図が隠されているような気がしてなりません。 クセが強いためかなり人を選ぶ作品です。好みや受け止め方によって凡作であったり、良作であったり、名作であるかもしれません。私的にはテーマは好きだったのですが世界観が合わなかったため良作にちょっと届かないかなといった感じでした。 この作品に込められた作者の意図は非常にわかりづらいので初めにあとがきから読んだほうが楽しめるのではないかと思います。 |
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